ハードウェアの準備 1
サーバを立てるとすると、PCを常時起動させておくわけですから、 普段使っているPC以外にもう一台は最低必要です。 ですが、残念ながら私はわざわざちょっとした好奇心のためにもう一台PCを購入するほどリッチではないので (つまらないことに結構無駄遣いしているという説もありますが)、 今までサブマシンとして使っていた(というか、ほとんど使っていなかった)PCをつかいます。
で、右の写真は、今回Linuxサーバにするマシン富士通のDESKPOWERだ。 こいつは、私が大学に入ってしばらくしてから買ってもらったPCです。 でも不満だらけで(当時としてはそこそこハイスペックだが)、 3ヶ月後にはLinuxのインストール、メモリ・HDDの増設をして、 結局1年後には自作に走ってしまったという代物。 で、簡単なスペックだが
CPU | AMD K6-III 450MHz |
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VGA | Rage LT Pro オンボード |
メモリ | 64MB+128MB(増設) |
HDD | 8.4GB+20GB(増設) |
NIC | FNW-9702-T |
てな感じ、まあ、実は結構いいスペックだなと思ったり。Linuxなら非常に軽快に動いてくれるスペックです。
このままでも十分なんですが、常時起動ということとサーバにするということを考えると、
ちょっと手を加えたいところがあります。
余談だが、富士通は無保証&推奨しないとしながらも、各PCのLinux対応状況を公開してるところがすごい、
http://www.fmworld.net/annc/linux/index.html
これを知ったのはこのコンテンツを書こうとしたときである。
つまり、自分であれこれやって、ビデオチップの種類を調べ、インストールに成功し
動作がおかしいのはUSBキーボードとUSBマウスが原因であることを突き止めPS/2に換え、Xが動くようにし、
ふつうに使えるようになってからずいぶんたった頃である・・・
世の中そんなモンです。たぶん、悩んでたときに見つけても理解できなかっただろうし。
そう、悩み試行錯誤することが人を成長させるのだ、苦労を知らずに得た知識は失われやすい・・・と思う。
NIC(Network Interface Card)を2枚差してやる
まず、NICです。 速度についてはモデムとのリンクは10BASE-Tとなっており(モデムから先は下り最大1.5Mbpsまで) モデム側は100BASE-TXにする必要はないんですが、 LAN側は速い方がいいのでそれにあわせて100BASE-TXに決定 (値段にたいした差がないとか将来の拡張性とか理由は諸々、 はじめからこいつでネットワークを組んでいたってのが最大の理由)。
枚数は1枚でもいいんですが、 サーバをルータ兼ファイアウォールとしても運用するつもりなので、 内向きと外向きでネットワークを分離して二つのNICで切り替えた方がいい。 というかそうしないとややこしいことになる。・・・らしい(笑)
理屈はともかくNICが2枚あった方がそれっぽくてかっこいい(笑)。 ドライバモジュールのことを考えると、2枚のNICは同じものであった方がいいです。 (ドライバのインストールの手間が1つ多くなるし、ドライバはメモリに常駐するのでメモリ空間を無駄に使います。 たいした違いじゃないので手元にNICが余ってるならそれを使った方がいいのですが、 新しく買うのならわざわざ違う種類にする必要はないという程度のことです)。
幸い、私のサブマシンとメインマシンのネットワークを組むとき同じ種類のNICを購入していたので、 メインマシンからNICを引っこ抜いて、サブマシンにブスッ!と差してやります。 (メインマシンには新しくNICを購入。同じものはもう売っていなかった)
ついでに、FAXモデムを取り外します。こいつはWindowsからしか使えない上、 ダイヤルアップ接続はもうしないので、PCIスロットをあけるために外してしまいます。 (計3本だからNICで2本埋まってる)