Linuxサーバを立てよう
さてさて、突然ですが最近無性に自前サーバを立ててみたくなりました。
ADSL(NTTのフレッツ)が開通して常時接続ができるようになったこともあり、
長期休みに入ったことを利用してホームサーバーを立てるっていうのもいいなという感じです。
用途としてはWebサーバ(http・ftp等)、LANのファイルサーバー、ルータ、ファイアウォール等
はじめに言っておきますが、インターネットに公開するようなサーバを 自前で用意する利点は、はっきり言ってありません。 手間はかかるし、セキュリティーの問題もあるし (自分が被害者になるだけならいいんですが、加害者になる可能性もありますから)、 レンタルサーバを借りた方が簡単で安全でいいんですね。
それなのに、なぜわざわざ自分で立てるのか?それはやってみたいからです。(笑)
で、実際に立てるとしたらどうするか。Linuxを使いましょう。
実はサーバはたいていのOSで立てることはできるんですが、Dos/Vマシンで動くOSでは
BeOSはよく知らない(笑)
Windows 98系は常時起動させるには不安定すぎる。
Windows 2000はまず重い、さらにどこかの記事で読んだけど、
Windows 2000 Professionalをサーバとして使うと、ライセンス上 問題があるそうな(詳しくは知らないんだけど)、
サーバ専用のOSは高価でとても個人で買えるようなものではない、
となると、フリーで非力なマシンでも軽快に動いて、
サーバ用の機能もあらかじめ用意されているLinuxが最良の選択となるわけなんですが、
実はLinuxを使うことでUNIXの勉強もしてしまいましょうという一石二鳥をねらってます。
あと個人的な趣味。
最後のが一番の理由のような気もしますが・・・
(前半は理由の後付、FreeBSDが出てこないのもそこら辺の理由、Linuxとほとんど変わらない・・・
といいたいところですが、そんなこというと怒る人たちもいますし・・・)
ちなみに、使うディストリビューションはVine Linux
(http://vinelinux.org/)です。
こいつは日本純正のディストリビューションで、きめ細かい日本語化と安定性が特徴です。
私がLinuxというものを初めて知ったときから(ちょうどVer.1.0がリリースされたとき)、
ずっと使っているディストリビューションで、もっとも使い慣れているということでチョイスしました。
ここでは私がLinuxでホームサーバーを立てる過程を、備忘録として解説風に記録していくつもりです。
Linuxって結構設定とかがややこしいというか、設定していく過程を導いてくれるような機能がほとんどないので
一度やったことももう一度やろうとしても、もう忘れてしまっていたりするので・・・
他人の日記をみても大して面白くないように、
ここで書いていく内容も大して面白くないと思うので、覚悟してください(笑)
それと、私はLinuxについては大して詳しくないのであしからず。
【註】サーバー・サーバ・鯖どれが正しい用語なのか不明(まあ、最後のは狭くて広い某コミュニティーの用語ですが) そのときの気分で、あるところではサーバー、あるところではサーバとなってたりしますが気にしないでください。
目次
- ハードウェアの準備 1 2002/03/16作成
- ハードウェアの準備 2 2002/03/16作成
- インストール 1 開始 2002/03/16作成
- インストール 2 エラーの原因と対策 2002/03/16作成
- インストール 3 パーティションとディレクトリについて 2002/03/16作成
- インストール 4 HDDのパーティショニング 2002/03/16作成
- インストール 5 続き~終了 2002/03/16作成
- インストール後の確認 2002/05/19作成
- カーネルをアップデート(1) 2002/05/29作成
- カーネルをアップデート(2) 2002/05/29作成
- カーネルの再構築(リビルド) 2002/06/10作成
- NICの認識、ネットワークの設定 2002/06/22作成
- フレッツADSLでインターネットへ接続 2002/06/26作成
- IP Masquerade(マスカレード) 2002/06/29作成
- ファイアウォールの設定(1) 2002/07/10作成
- ファイアウォールの設定(2) 2002/07/19作成
毎度のことですが、この内容を閲覧するに当たっては自己責任でお願いします。
私のLinuxについてのスキルは素人に毛が生えた程度ですので・・・
上にも書きましたが、インターネットにサーバを公開するということは、常に危険がつきまといます。
悪意ある侵入者(クラッカー)によって、どのような被害が出るか分かりません。
クラッカーが、わざわざ進入しても何にも得るもののない個人のサーバを攻撃するはずがない、と考えるのは甘いです。
一番怖いのはクラッキングの踏み台にされる可能性があるということです。
たとえば、進入したクラッカーがウイルスをしかけ、他のサーバを攻撃するといったことが考えられます。
こうなると、サーバの管理者は被害者ではなく加害者になってしまうのです。
クラッカーからの攻撃を完全に防ぐことは不可能ですが、慎重なセキュリティー管理が大切です。(私はえらそうなことは言えませんが)